食べて良い物・悪い物は『遺伝子』判断しよう!
人生をより豊かなものにしたい!
例えば、美肌、肉体改造、メンタル。
それらを考え、行動する場合。
重要なものから順番に食事、睡眠、運動、そして瞑想を追加するのが良いと僕は考えています。
でも、多くの人が「どんな食材が良いのか?」「野菜を多く食べた方がいいのかな?」
など何となく考えながらも、具体的な方法や量が分からないために、モチベーションが続かないのが現実です。
そこで、今回、誰もが食生活を変えたいと考えられるような本と食材をおすすめします!
ちなみに、今回参考にしたのは、シャロン・モアレムという人の「DNA再起動 人生を変える最高の食事法」という本です。
シャロン・モアレムの紹介
シャロン・モアレムは科学者、内科医でなおかつ、ノンフィクション作家です。
研究と著作に通じ、医学、遺伝子学歴史、生物学をブレンドするという、
新しく魅力的な方法によって、人間の身体が機能する仕組みを解いています。
内科医でありながら、受賞歴もあるほどの作家であるため、文章が非常にわかりやすいんですよ!
食べるか食べないかは『遺伝子』にゆだねる
遺伝子関連の本をたくさん出され、「遺伝子の発現すら食生活で変えられるのではないか?」と主張されています。
例えば、炭水化物は最近では悪者にされがちですが、
そもそも、「炭水化物をとっても大丈夫なタイプの遺伝子」の人と、「制限した方が良いタイプの遺伝子」の人がいます。
そして、クラッカー1枚でどちらのタイプか自己診断できる方法なども本の中で紹介されています。
「牛乳も良くない」と言われることがありますが、それも遺伝子に寄りけりなのです。
遺伝子が許すなら摂った方がいいのです。
遺伝子が許さないなら摂らない方がいいのです。
まぁ、日本人は牛乳を許さないタイプの遺伝子の人が多いのですがね…。
今まで、全般的に「糖質は悪だ」とか、「牛乳は良くない」などと言われてきたのですが、
シャロン・モアレムはそれぞれ一人ひとり遺伝子が異なり、それぞれに「合う・合わない」があるということも教えてくれています。
また、「遺伝子の老化を止める食事法」「旨み成分について」「ウーロン茶などのお茶が遺伝子に与える影響」なども教えてくれています。
一言で言うと「みなさんの遺伝子に、食事を食べさせてあげよう!」という考え方です。
DNAが求めている食事を食べさせてあげることで、僕たちの人生も変わっていく。
そして遺伝子も変わっていくといえます。
『シナモン』の研究
2012年シナモンの抽出物が本当に美肌に効くのか、という実験が大阪府立大学で行われました。
研究内容
ヒトの皮膚の線維芽細胞にシナモンの抽出物がどのようなシグナルを送るのかということをチェックしています。つまり、ヒトの細胞にシナモンの抽出物を与えた場合、どのような反応が起こるのかということを調べています。
研究結果
結論から言うと、ヒトの皮膚の線維芽細胞にシナモンの抽出物を与えた場合、「成長ホルモン・IGF―1」が増えました。
よく、「成長ホルモンを分泌させよう」「早く寝ると成長ホルモンが分泌される」などと言われますよね。
これはどういうことかと言うと、成長ホルモンが増える、ということは「コラーゲンの分解を遅らせることができる」ということなのです。
つまり、皮膚の線維芽細胞にシナモンの抽出物を与えることにより、成長ホルモンが増えるのです!
その結果、コラーゲンの分解を遅らせることができ、皮膚の老化を遅らせる、皮膚へのダメージを小さくすることができる、ということなのです!
このことから、「シナモンを摂取することが若々しい肌、美肌に効果があるのではないか?」と考えられています。
考察
ただ、この大阪府立大学の研究は試験管内(イン・ビトロ)の研究なので、実際生体にどのくらい効果があるのかは定かではありません。
そのため僕は、実際にシナモンを普段の生活に取り入れてみました。
(なんか面白そうだったので。笑)
その結果、実感として「血色が良くなった」という気がしています。
また、スーパーでも手に入り、価格も手頃で、おいしいスパイスなので皆さんにおすすめできるのではないかと思いました。
シナモンの他の効用
抗酸化作用
毎日体内で形成される「フリーラジカル」は、心臓病、糖尿病、がん、認知症といった深刻な病気の前駆体ですが、
シナモンに含まれる化合物には『フリーラジカル』を中和する作用があります。
抗炎症作用
炎症は免疫システム反応の重要な役割の一つです。
しかし、長時間炎症が続くと、『慢性炎症』という状態になり、様々な疾患の原因となります。
そして、抗酸化物質は、体内で起きる不必要な炎症作用を抑制する作用を持ちます。
シナモンに多く含まれているフラボノイド(強力な抗酸化作用を持つ植物性タンパク質)が抗炎症作用を持ちます。
心機能を高める
2014年にラットを使って行われた実験によると、
「シナモンを補充した食事を与えたグループ」と、「補充しなかったグループ」を8週間にわたる集中トレーニングプログラムで比較しました。
その結果シナモンを補充したグループでは、
総コレステロール値とLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が下がり、HDL(善玉コレステロール)コレステロール値が改善するという明白な結果がでました。
さらに、シナモンを補充したグループでは、心臓のポンプ機能にも好影響が出ました。
血圧の低下
シナモンには穏やかな抗利尿作用があり、体内を循環するナトリウムと水分の量を減らし、「血圧を下げる作用」があります。
また、シナモンには血管の弾力性を改善し、血管の拡張を促進する効果もあります。
脂肪レベルの低下
シナモンには、HMGCoA還元酵素(コレステロールを作り出す原因となる肝臓中の酵素)を抑制する働きがあります。
その結果、コレステロールなど血液や体組織内にみられる脂肪を減らすことができます。
インスリン抵抗性の改善
インスリンは血糖を血液から細胞に輸送するホルモンです。
インスリン抵抗性は、細胞がインスリンに対して反応が鈍くなったときに起きます。
血糖値を維持しようとして、身体はどんどんインスリンを分泌しますが、対応しきれなくなると糖尿病を発症します。
シナモンには、脂肪細胞によって生成されるアディポネクチンというタンパク質を増加させる働きがあります。
アディポネクチンには、インスリンに対する細胞の反応を敏感にさせ、インスリン抵抗性を弱める効果があります。
また、シナモンには骨格筋と脂肪細胞のインスリンシグナル伝達経路をサポートする働きがあります。
シナモンの摂取により、より多くのブドウ糖が血液循環に乗り、これらの細胞に取り込まれます。
シナモンの実際の使い方
①プロテインに入れる
僕は普段、プロテインを飲むときにココアを入れます。
甘いココアではなく、プレーンのプロテインにココアパウダーを入れます。
そこにシナモンを加えるのです!
チョコレートとシナモンが合わないわけはなく、おいしく食べられますよ!
シナモンは甘いイメージがありますが、シナモン自体は全く甘くなく、香りづけするだけのものです。
女性の場合でしたらスイーツにかけてもシナモンは全く邪魔しません。
小さじ1杯くらいかけても大丈夫です。
逆に、甘いシナモントーストだったり、ハニートーストといったものはシナモンの香りではありません。
ちゃんとしたシナモンを足してあげるとおいしいし、肌にもいいとなると、「香りが苦手でない人は使ってもいいのではないか?」と思います。
②コーヒーやカプチーノに入れる
チャイで飲む人もいますが、牛乳をたくさん摂ってしまうという問題もあります。
市販の紅茶やシナモンティーなどには実際にはあまりシナモンは入っていません。
なので、「追いシナモン」をするといいですよ!
コーヒーやカプチーノを頼んだ時、僕はポケットに入れておいたシナモンで、「追いシナモン」をします。
また、例えばカプチーノを飲んでいるときにちょっと飽きてきて、途中で「味変をしたいなぁ」と思ったら、ポケットからシナモンを出してかけます。
すると、全然違うラテになったりするので、「追いシナモン」はおすすめですよ!
「何してるんだろう?」と周りからは見られるかもしれないですが…。(笑)
このように、スパイス系のものというのは、みなさんの人生を豊かにしてくれると思います!
なので、バッグの中にシナモンを入れておきましょうね!
成分や香りの強さなどから、僕のおすすめは圧倒的に『セイロンシナモン』です。
一瓶多分300~400円くらいですね。
③サラダやカレーに入れる
「甘い感じが食事に合わない」と感じる方はカレーパウダーと混ぜると良いと思います。
シナモン自体に甘さはないので、カレーパウダーと混ぜるとおいしいですし、カレーに「追いシナモン」をしてもおいしいです。
④サプリメントも使える
僕は、パウダーでとるのがおすずですが、
持ち歩きにくかったり、香りが苦手な方はサプリメントもあります!
まとめ
今回は、おいしく、美肌に効果的なスパイス、シナモンを紹介させてもらいました。
それぞれに合った形でシナモンを摂って、人生を豊かに送りましょう!
食事を変えることは、人生を変えるくらいの力があると僕は思いますよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。
また別の記事でお会いしましょう!
参考文献
DNA再起動 人生を変える最高の食事法