やる気になる秘訣は『やる気に頼らないこと』
「ついついダラダラしてしまう」
「SNSやYoutubeなどの動画コンテンツを見て、やると決めたことに手をつけられない」
やりたいこと・目標を決めて突き進もうと決めたにもかかわらず、「やる気が出ない」と意志に負けてしまってはいないでしょうか?
僕自身もかつては「やる気が起きない自分なんて情けないな」と嘆いていた経験があります。
そんな僕がお伝えするこの記事では、『やる気が起きずに悩む方が、やる気に満ちて行動を起こすための方法』をお伝えします!
結論、実はやる気を出すための方法は「やる気に頼らないこと」です。
根拠のないやる気に頼ることなく、誰にでも今日から簡単に始められるアクションを紹介していきます。
「やる気に頼らずしてどうやって行動まで起こすのだろう?」と疑問に思われた方には必見の内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは本題に入ります!
『やる気』に頼るのは無意味!
そもそも「やる気=意志」に頼ることは無意味に近いです。
この章では、どうすればやる気を頼らずして、自己管理ができるようになるかについて解説していきます。
ポイントは2つです。
・やる気を探すのは無意味な努力であること
・やる気を出すためにはとにかく行動すること
それでは順番に見ていきましょう!
①やる気を探すのは無意味な努力
目の前の勉強や仕事をやらなければならないにもかかわらず、
「なかなかやる気が起きない」「やる気が出ずになんてダメな人間なんだと自分を責める」と、
ネガティブな気持ちに悩まされてはいませんか?
しかし、そのように自らを責めることは何も価値を生みません。
そもそもやる気が出ずについダラダラしてしまうというのはごく当たり前のことです。
自己管理ができないというのは、「自分は意志が弱い」「我慢や忍耐が足りない」ということではないのです。
なぜなら、自分自身の意志で決定して行動しているわけではないからです。
人間とは、環境と状況に合わせて最小限の力で楽をして生きようとする生き物なのです。
つまり、自分のやる気は一体いつになったら起こるのだとあてもなく考えることは無意味であるといえます。
では人間が行動を起こす時はどのような時かというと、それは、実際に人の身体が動いた時です。
現在の科学の定説では、人間が行動を起こすのは体の動きが先で脳の指令が後となっています。
つまり、やる気を出すためには「やる=実際に行動する」ということが重要です。
②やる気を出すためにとにかく行動を起こす
先に述べたように人間は先に体が動いた後に脳が反応します。
カリフォルニア大学の研究では、「〇〇しよう」と思う脳が出す意識の信号よりも、
動作の信号の方が平均で0.35秒早いということが報告されています。
つまり、やる気=意志を出すためにはとにかくやるしかないということです。
やる気を探すために考え込んではいてはただ時間が過ぎていくだけになるので、
まずは行動を起こしましょう!
一方で、「行動を起こせないからとにかく困っているんだ」という意見をお持ちの方もいると思います。
そのために具体的なセルフコントロール術について次章で解説します。
今すぐ実践!誰でも簡単にできるセルフコントロール術
続いて、誰にでも簡単にできるセルフコントロール術について詳しく述べていきます。
結論、ポイントは2つです。
・強制的に行動を起こす環境を整える
・モチベーションを高める
詳しく見ていきます。
①強制的に行動を起こす環境を整える
やる気を出すことを待っていては、永遠に行動は起こせないでしょう。
そこで実践するのがおすすめ術は「そうせざるを得ない環境を作る」ことです。
例えば、勉強や仕事をしなければいけないのにどうしても机に向かう気力が湧かないという時。
「有料の自習室を借りる」「好きなカフェに仕事道具とお財布だけをもっていく」という状況を作ります。
すると、仕事をしないと投入した時間やお金がもったいない状況に追い込まれることで、
自然と目の前のやるべきことに身体が向かっていきます。
そしてやろうと思った時に行動を移すためには、『場所を変える』ということが有効な策です。
マイアミ大学の研究では、被験者132人の移動の様子を3〜4か月にわたって記録し、その感情の変化を調査したところ、
場所の変化が多いほどポジティブな感情が高かったという結果が出ています。
また、MRIで場所の変化とポジティブな感情との関連を調べてみると、
環境の新しさと脳の報酬系に関わる部位が密接に関わっていることがわかっています。
この脳の報酬系とは神経のグループで、この神経グループが刺激されるとやる気や幸福感が発生するとされています。
つまり、新しい環境にいるだけで、やる気がみなぎってくるのです!
②モチベーションを高める
何か新しいことにチャレンジしたいな〜と思いながらも、
「日々のルーティンワークで余裕がない」「失敗したらと思うと怖くて踏み出せない」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、チャレンジしなければ見れる景色も見れないということもまた、長い人生ではリスクともいえます。
そもそも人間の意識は不安にフォーカスしやすいようにできています。
不安という感情がなければ、例えば燃えさかる炎の中をまっしぐらに突進してしますかもしれません。
安心して生きる上で不安は大事な指標なのです。
ここで大切であるのが、「不安を意識する前に問題の本題を見逃してしまわないようにすること」です。
自分が感じる不安の原因を可視化することが重要です。
では、実際に挑戦してみようとするときに必要なものは何かというと、
モチベーションを高めて継続することです。
勉強に対するご褒美を与えると、モチベーションが上がります。
小刻みの学習のポイントごとにご褒美を与えられることで、自律的なモチベーションが向上するという結果が出ています。
僕自身もやることリストを書き出して、一つ一つ終わるごとに斜線を引いていきます。
少しずつタスクが完了することが目に見えてわかりやすいので、モチベーションを維持ができていると感じるはずです!
おすすめの具体的アクション3選
最後のパートでは、セルフコントロールにおけるおすすめの具体的アクションについて提示していきます。
今や現代人にとってはなくてはならないスマホにおける向き合い方も解説しています。
それでは早速見てまいりましょう。
①スマホからSNSアプリを削除あるいはスクリーンタイムを設定する
せっかく行動を自動的に始められる環境を整えたにもかかわらず、
SNSや動画コンテンツなどスマホに注意を持っていかれては元も子もありません。
たしかに仕事やプライベートにおいて、無限のネットワーク作りに有効なツールです。
実験結果では、ツイートすると感情が高まりネガティブな感情は減ると報告されています。
便利で画期的なスマホですが、ご存知の通り誘惑が多く、中毒性が高いことも事実です。
まさにスマホ利用こそ意志の力ではコントロールが難しいものです。
スマホが当たり前になった時代に、どのように依存から脱却できるかを考えなくてはなりません。
そこでおすすめの方法が「スマホからアプリを削除する」ことです。
限りある大切な時間をスマホに奪われないように、いっそアプリを消して強制的に使用を停止することが強力な効果を発揮します。
ただ、「アプリを消すことは流石にためらわれる」「そのアプリがないとかえって不便な時がある」といった場合におすすめであるのが、
「スクリーンタイムを設定する」というやり方です。
スクリーンタイム(=画面を見る時間)を制御することで利用を抑えられるメリットがあります。
僕の場合は、例えばInstagramのアプリ使用にスクリーンタイムを1日15分と設定して、使用制限を課しています。
Instagramは無限に閲覧できてしまうので、時間を徹底的に奪ってくるものである上に、他人の幸福な部分ばかりが目にうつりやすく、
結局僕自身が憂鬱な気分になることが多いです。
なので僕は、スクリーンタイムを使って1日15分という時間で適度に楽しみつつ、
自分が本当にやるべきことを妨げられない対策を講じています。
②物事を「そういうものだ」とあるがままに受け入れる
先にも述べたように、人間は元来不安を感じやすいように脳は設計されています。
中で、特に物事を悪い方向に考える傾向が強い人もいます。
不安が強い性格は5割は遺伝によるものだとされています。
コントロールのしようがない生まれ持った性格を思い詰めるよりも、そういう自分に今できることを考えることが大切です。
よくないことが起きたときに、自分が悪いと考えてしまうのは、理想が高いことに起因しているかもしれません。
高すぎる理想と現実とのギャップを感じ、自責の念に駆られてしまいます。
そこでおすすめの方法は「セルフコンパッション」です。
コンパッションというのは、思いやりという言葉で訳されることが多く、
セルフコンパッションとは自分自身があるがままの自分を受け入れるというものです。
自分でも責めなくてもいいじゃないかと受け入れてあげることで、人間的成長を促す効果があるとされています。
「失敗をしてもがんばったのだから仕方がない」と、自分で自分を認めることが大事です。
僕のおすすめの鍛え方は「歩行瞑想」です。
瞑想と聞くと、じっと座って息を整えるような静的なイメージを思い浮かべる方も多いと思います。
もちろんじっとできればいいのですが、困ったことに僕は元来じっとしていられないタイプの人間です。
そこで「歩行瞑想」という、歩く中で1歩1歩足から伝わる感覚をただそのままに感じとる瞑想を実践しています。
歩くという比較的単純な動きであっても、「今ここ」の感覚を意識することは非常に集中したエネルギーを使います。
あるがままを受け入れる力を向上させるために、瞑想を取り入れてみてください。
③やることの選択肢を減らす
何をするにも決断できない優柔不断な方もいるかと思います。
というのも、判断し難い選択肢が数多く存在しているからです。
商品を買う際に、買って失敗したらどうしようと悩み続けた挙句、
他のお店にも足を運んだり、ネットで比較したりしてしまうのです。
選択肢が多い状態であると、熟考してもあまり功を奏しません。
選択肢を減らすことで、いい意味で諦めがついて、重要な要素にだけ着目できます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は『「やる気が出ない」への対処法とは?今すぐできるセルフコントロールと行動を起こすための具体的なアクション3選をご紹介!』と題して、お届けしました。
この記事で紹介したことは以下の通りです。
・「やる気=意志」に頼ることは無意味に近い
・誰でも簡単にできるセルフコントロール術とは
・セルフコントロールにおけるおすすめの具体的アクション
意志ではなく、行動を始められるような環境づくりを行うことで、やる気や幸福感が後からついてきます。
僕自身、大学時代、就活中に鬱っぽくなり、朝はぐるぐる考え込んで起き上がれない日々を送っていました。
ただ、いざ起き上がってみると悩んでいたことが頭から離れていきました。
とにかく脳よりも先に、身体を動かす大事さを改めて実感しました。
ぜひこの記事を読んだ後、まずは行動の仕組みづくりを整え、行動を開始することで目標や夢へ突き進んでいってください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
また別の記事でお会いしましょう!