【男女別】ホルモンの働きを劇的に改善する食材6選

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健康管理

ホルモンを味方につけよう!

この記事では男性に多いホルモンに代表されるテストステロンや、女性に多いホルモンのエストロゲンを中心に、ホルモンの働きをよくする食べ物をご紹介します。

「最近やる気や元気が出ない人」「筋肉をつけて男らしい肉体になりたい人」「生理痛や更年期障害」「自律神経の乱れに悩んでいる人」

などのお悩みを持った方にはぜひ参考にしてほしい内容です。

ホルモンの働きの重要性

ホルモンの働きは、男性にとっても女性にとっても重要で不可欠なものです。

しかし40歳代から徐々にホルモンの分泌が減少してくるのも事実。

ホルモンの分泌が減ってしまうと、心身のあちらこちらにトラブルが生じ、それらの症状をまとめて『更年期障害』と位置づけられています。

心身のストレス耐性が低下し、さらにホルモンの分泌量が減って、負の循環が繰り返されてしまいます。

悪化すると、脳機能や認知機能の低下、うつ症状不眠症などを引き起こす原因になりかねません。

近年は若い世代の人でも、「過度なダイエットや生活習慣の乱れなどによって、ホルモンの分泌が減少し体に変調をきたしている」といわれています。

男性に多いホルモン『テストステロン』とは? 

テストステロンとは男性における主要なホルモンのひとつです。

「筋肉量や骨格の形成」「体毛など男性らしい体をつくり」「生殖機能の向上や集中力・活気のもとになる」

など、心身の健康に関する多くの働きを担っています。

またテストステロンは女性にも分泌されており、その量は男性の1/10~1/20といわれています。

女性の場合には、体の健康維持や性機能を安定させてくれる働きがあります。

テストステロンの『天敵』

テストステロンの分泌が減る原因のひとつに、『アロマターゼ』という酵素が大きく関わっています。

アロマターゼは「テストステロンを、女性ホルモンのエストロゲンに変えてしまう」という働きがあります。

もし男性機能で悩んでいるとしたら、これが原因で男性としての元気が低下している場合が考えられますね。

女性に多いホルモン『エストロゲン』とは?

エストロゲンは、「女性に必須のホルモン」といわれています。

肌や髪に潤いを与えたり、代謝の促進、骨や血管を強化したりする働きがあります。

また頭の回転をよくしたり、自律神経を整えたりする効果がありますので、非常に大切なホルモンになります。

女性の『ホルモンバランスの乱れ』による様々な症状

多くは閉経の前後、45歳くらいから更年期障害の症状が出始める人が増えてきます。

・月経の周期が乱れたり月経が止まったりする

・肌荒れやシミなどの皮膚トラブルが増える

・代謝の低下や便秘

・骨がもろくなる

・イライラする、うつ症状が出る

・急に暑く感じ、汗をかく

・脱毛が多くなる

更年期障害は男性にも起こります。

なるべく無理をせず、睡眠や食事などをしっかりととることを心がけて、必要時には医師と相談することをおすすめします。

ホルモンの働きをよくするおすすめの食材6選

それではここから、ホルモンの働きをよくする5つのおすすめ食材をご紹介していきますね!

マンゴスチン

果物の女王」といわれるマンゴスチンは、東南アジアを原産とするトロピカルフルーツです。

このマンゴスチンにはとても強力なアロマターゼ抑制効果があります。

日本人の研究でも、「マンゴスチンの抽出物でつくったサプリメントを42日間使用したら、ベンチプレスやレッグプレスで上げられる重量が増えたり、筋肉の増加が見られたりした」という報告があります。

筋トレをがんばる人には、1番のおすすめになります。

赤ワイン

男性にとって、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種『レスベラトロール

男性ホルモンの分泌を増やし、フラボノイドはテストステロンを減少させるアロマターゼの働きを抑制してくれます

女性にとっては、イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしてくれることで、更年期障害の症状の緩和や自律神経を整えることが期待できます

マッシュルーム

マッシュルームにはビタミンDセレンスペルミジンといった栄養素が含まれています。

これらは「アロマターゼの働きを抑制し、テストステロンの分泌を高める役割」をしてくれます。

またキノコの豊富な食物繊維が、腸内環境を整えてくれる効果があります。

腸内環境が整うと脳の働きも向上し、集中力や思考の速さがアップしたり、自律神経が整って更年期障害の症状を改善することにもつながります。

ホワイトマッシュルームは、キノコには珍しい生で食べられる品種です。

購入するときは、ハリのあるカサが硬くしまった新鮮なものを選びましょう。

コーヒー

コーヒーに含まれる「カフェインの強心作用・興奮作用」

これは、タンパク質が筋肉や骨をつくったり成長を促進したりする作用と相乗効果があります。

これにより、筋肉量の増加が期待できます!

はちみつ

できれば「純度の高いはちみつ」や「マヌカハニー」がおすすめです。

はちみつに含まれるビタミンBがテストステロンの生成を助け、男性ホルモンを活発にしてくれます。

そしてもうひとつは女性にも嬉しいことが!

はちみつには、「エストロゲンの作用を助けて性機能の安定を図り、痛みを和らげる」という効果があります。

これについての研究報告を見てみましょう!

『はちみつ』と『痛み』の研究

【研究機関】イラン・アラーク大学

【研究対象】強い生理痛に悩む女性、46人

【研究内容】女性を2つのグループに分け、2ヶ月間、生理痛の時期に合わせて毎日、指定のものを飲んでもらう。

①大さじ1杯のはちみつを飲む

②500ミリグラムのメフェナム酸(鎮痛剤)を飲む

その上で、自分の生理痛の状況を評価してもらいました。

【結果】①のはちみつを飲んだグループも②のメフェナム酸を飲んだグループも、鎮痛の作用は同じくらいであったことが分かりました。

【考察】痛みのもとはプロスタグランジンという、体内の炎症によってつくられる物質で、これが痛みを増強させたり発熱させたりしています。

メフェナム酸などの鎮痛剤はこのプロスタグランジンに働きかけて痛みを抑えるのだが、研究の結果から見るとはちみつにも同じ働きがあるようですね。

はちみつの摂取方法

先の研究から、生理痛の緩和にははちみつが効果的であることが分かりました。

重い生理痛に悩んでいる女性は、生理の2週間前くらいから、毎日大さじ1杯のはちみつを摂ることをおすすめします。

完全栄養食」といわれる卵は、手軽に食べることができて、料理のバリエーションも豊富な強い味方です。

卵のコレステロールが、ホルモンをつくるための材料になります。

バランスよく含まれた様々な栄養素は、男女の生理機能や代謝機能を正しく作用させてくれる働きがあります。

また、白身よりも黄身の方が栄養価やカロリーが高いので、筋肉をつけたい男性には黄身がおすすめです。

まとめ

ここでは『ホルモンの働きの重要性』と、『ホルモンの働きをよくするおすすめの食材を6つ』ご紹介しました。

比較的身近な食べ物から、ホルモンの働きを助けてくれる効果が得られることも分かりました。

また食べ物以外にも、日常生活の中にちょっとした刺激をプラスすることで、ホルモン分泌が増えるともいわれています。

例えば、芸術鑑賞に出掛けたり、恋愛映画やドラマを観たり、いつもより女性らしいあるいは男性らしい服装を取り入れたり…

と、ほんの少しのリフレッシュでもよいのです。

ぜひ、ここでご紹介したものを参考に、心も体も元気な毎日を手に入れてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

また別の記事でお会いしましょ〜う。

参考文献

EBSCOhost | 153345932 | Manipulation of Dietary Intake on Changes in Circulating Testosterone Concentrations.
Comparison of the effect of honey and mefenamic acid on the severity of pain in women with primary dysmenorrhea - Archives of Gynecology and Obstetrics
Background and objective Primary dysmenorrhea starts simultaneously with menstruation or before it and usually continues for 48–72 h. As a prevalence disorder, ...
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