はじめに:最近よく聞く、『グルテンフリー』って何?
『グルテンフリー』という言葉がよく聞くようになりましたね。
グルテンフリーとは、「小麦を全く使わない製品」のことです。
ここ数年のことだと記憶していますが、いまやグルテンフリーの製品が普通にコンビニやスーパーに並び、グルテンフリーと謳ったレストランもちらほら見かけます。
世界のグルテンフリー製品の市場規模は2011年にはの17億米ドルだったものが、2020年は56億米ドルと10年で3倍以上になっており、2025年には83億米ドルに達するとの見通しがあるようです。
そもそもグルテンとは、「小麦や大麦、ライ麦等に含まれるタンパク質」のことです。
このタンパク質の働きは、「製品の生地にモチモチとした弾力を与え、整形すること」にあります。
うどんやラーメンのコシや、食パンのフワフワ、あるいはモチモチとした食感というのは、このグルテンの働きによるものなのです。
しかしこのタンパク質は、「体質によっては消化不良や便秘や、下痢等の健康問題を引き起こす可能性がある」とも言われています。
ですが、「今や朝食の主役は完全にパンになっている」ということも事実としてあると思います。
2022年3月、20代~50代以上の男女100人を対象にインターネットで行われたアンケートによると、朝ごはんはパンかごはんか、との問いに対し、パン派が56%、ごはん派が28%という結果になりました。
もちろんこのようなアンケーはそこかしこで幾度となく行われており、都度結果に差異はあります。^_^
ですが、「ごはん派がパン派を上回っている」とい記事を、僕は見たことがありません。
ちなみに筆者は朝ごはんは食べない派です。(笑)
1.『パン』は食べない方がいいのか?
では「結局パンを食べると健康に良くないのか?」というと疑問が残ります。
人によって(体質によって)はアレルギー反応等が出たりするでしょう。
ですが、そうでない人にとっては、毎朝食べるものでしょうし、そうでは無くとも、軽食やおやつに食べる人は多いでしょう。
「体に悪い!」と声高に言うには、あまりにも日常に入り込みすぎています。
僕が思うことは、「コンビニのパン」はあまり健康には良くなさそうということです。
こんなことを書くとコンビニパンを愛しておられる方の反発を買いそうですが、健康面だけを取り上げてみたいと思います。
「美味しさ」のことを書きだすと脱線しすぎる気がするからです。
なぜなら、コンビニのパンはどれもとても美味しく、特にメロンパンは各社こだわりが見え隠れしています。(笑)
本題に戻りますね。(笑)
「なぜコンビニのパンが健康に良くないと思うのか?」その理由を解説していきます!
1-1:コンビニパンは『トランス脂肪酸』が多すぎる
コンビニのパンに多く含まれる、「トランス脂肪酸」を日常的に摂取していると体に非常に悪いです。
トランス脂肪酸をとりすぎている場合は、少ない場合と比べて「心臓病等に罹るリスクが高まる」との研究結果もあります。
この報告は日本人に比べて脂質の摂取量が多い欧米人を対象としたもののようですので、そのまま日本人に当てはめて考えて良いのかは疑問です。
個人的には味噌汁大好きお醤油大好きの日本人は塩分過多な気がして、こちらを抑える方が先決かとも考えてしまいますが…。
とは言え、コンビニのパン売り場をよく見てみると、「トランス脂肪酸を減らして作っています」というような記載も見られます。
最近では、コンビニ各社やメーカーも健康面への配慮をしっかりとしている印象です。
「パンを食べたら健康に良くないのか?」という議題に対しては、「コンビニパンを日常的に食べ過ぎたら良くないのかもね」というのが僕なり(割と世間一般敵)な答えですね。
結局これはどの食材にも言えることですが。(笑)
2.牛乳は体に悪いのか?
小学生の時の給食を思い出すと、なぜかごはんメインの昼食に、毎回牛乳がついてきました。
思い出すと疑問ですね。(笑)
(だって、ご飯と牛乳って合わないですよね。笑)
ちなみに、僕は牛乳が嫌いでした。(笑)
このように、日本人なら小さい頃は強制的に給食時に出てきた牛乳ですが、健康面に関して、有用な飲み物であるのでしょうか?
インターネットで「牛乳 健康」で検索してみると、両極端な意見がたくさん出てきます。
「牛乳は体に毒である」とはっきりと主張している記事もあれば、「美容にも健康にも良い」と推している記事も確認できます。
ここ最近書かれたものから、数年前に書かれており、いまだに検索ワードにヒットしてあがってくるものまで様々です。
まさしく数年おきに「議論されては立ち消えて、その間に研究が進んで新たな説とともに記事が上がってくる」という流れを繰り返しているようです。
2-1:『乳糖不耐性』の人は気をつけて!
「牛乳は健康に良くない!」という意見を見てみると、日本人に比較的多い、「乳糖不耐症」が意見の根本になっています。
乳糖不耐症とは、「乳製品に含まれる乳糖を消化できずに、腹痛や下痢のような症状が起こること」です。
日本人の大半はこの「乳糖を消化する消化酵素を持たない」と言われています。
そのことから、「牛乳を飲むとお腹を壊す」つまりは「健康に良くないよ!」と言っているわけです。
3.牛乳は体に良いのか?
対して「牛乳は健康に良い!」とする意見では、「カルシウム不足を補う為に非常に効率の良い飲み物である」という言い分が多いですね。
近年話題に上る、中高年女性に多い「骨粗しょう症」等の予防に、カルシウムは必須です。
「そのカルシウムを効率良く摂取できるものこそ牛乳である」というわけです。
更には「乳糖不耐症に関しては、改善ができる!」との研究が、近年ありました。
「乳糖不耐症の人でも少量から飲み始め、徐々に量を増やすことで、消化不良による下痢等の症状が改善する」という報告です。
(2020年の国内での臨床試験での報告とのこと)
全員が全員牛乳で体調を崩すことがないことと、国内の臨床試験の結果からして、「牛乳を飲むと不健康だとは言えない」というのが実際のところでしょう。
牛乳不健康派の方はこの2020年の結果を覆す材料を持って否定しなければならないということですね。(笑)
もちろん数年後には全く違う新しい研究によって、「牛乳は不健康である」という結論になるかもしれません。
でもそれは分かりません。
あくまで現時点での僕の肌感覚と、ネットや論文で調べて手に入る情報を元にできるだけ客観的に出した結論です。
4.結局何を食べれば良いのか?
たかが牛乳とパン。されど牛乳とパン。
これほどこの2つを真剣に考えたことはありませんでした。(笑)
では結局、僕もたちは何を食べれば良いのでしょうか?
米だけ食べていれば良いのでしょうか?
米派の僕にしてみれば、それでも良い気もします。(笑)
ですが、たまにはコンビニパンやピザも食べたいし、どうしようもなく疲れた夜にはニンニクマシマシのラーメンも食べたくなります。
ただひとつ言えることがあるとすれば、「健康は歩いて来ない」ということです。
つまり自分で調べて、考えて、選択していくしかないのです。
ここまで色々なことを書いてきて無責任ですが、「結局は自分の体に合ったものを食べていく」ことで、精神的にも肉体的にも健康になれるのだと考えます。
例えば、「キムチ」は発酵食品で、世間一般的にはとても体に良い食べ物です。
しかし、僕はキムチを食べると、吐き気がするくらい気持ち悪くなります。
下痢にもなります。
このように「健康に良い!」と言われる食品であっても、人によっては「全く合わない!」ということは往々にしてあり得るのです。
5.『健康が歩いてくる未来』が訪れる!?
そして、「健康は歩いて来ない」と言いましたが、それは現時点での意見です。
近い未来、健康は歩いてくるかもしれません。
その理由は近年話題の「完全栄養食」の存在です。
大手メーカーが今や社を上げて取り組んでいることのひとつに「完全栄養食」の販売があるそうです。
味や食感を変えずに「栄養価だけを上げていく」という、途方もない取り組みが、日本で、いや世界で行われています。
この完全栄養食がスタンダードになれば、「好きなものだけ食べて健康になれる」つまり「健康が歩いてくる」わけです。
それにはまだ少し時間がかかると思いますが、食の未来は明るいかもしれませんね!
まとめ
今回の記事をまとめると
・グルテンフリー製品とは、「小麦を全く使わない製品」で、全世界で注目され、今後も伸びていく市場である。
・小麦に含まれるタンパク質「グルテン」を摂取すると、体質によってはアレルギー反応等の健康問題を引き起こす。
・コンビニパンに含まれる「トランス脂肪酸」も摂取しすぎると健康に良くない、が、結局何につけても摂りすぎは良くない。
・「日本人の大半はこの乳糖不耐症である」という意見もあり、このことが、「牛乳を飲むとお腹を壊す」というイメージにつながっている。
・乳糖不耐症は徐々に改善できることが近年の研究で分かってきている。
・「健康は歩いて来ない!」食べるものは自分で調べて考えることが大切!
・でも完全栄養食の登場で近未来、健康は歩いてくる!(かもしれない)(笑)
という感じですね!
今回は少し、「これからの予測」的な記事になりましたね。(笑)
まぁたまにはこういうのもいいでしょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
それではまた別の記事でお会いしましょ〜う!
参考文献
パンと牛乳は今すぐやめなさい! (3週間で体が生まれ変わる) https://amzn.asia/d/1Bu23Af