はじめに:知ってた?ビタミンの真実
あなたは普段の生活で、
倦怠感があったり、体調がすぐれなかったり、
疲れやすかったり、肌が荒れたり、
こんな症状ありませんか?
これはすべて
ビタミン不足が影響しているかもしれません!
というのも、食生活の乱れや睡眠不足などによって、必要量を正しく摂っていないとビタミンの欠乏症状が現れやすくなるからです。
なかには「意識してちゃんと摂っているんだけどなぁ〜」という人もいるかもしれません。
しかし、意外と知られていないのが「ビタミンの真実」
食生活の乱れや、仕事環境、運動、ストレスなどの状況によって、必要とされるビタミンの種類はさまざまです。
実は
ビタミンに分類される数は13種類!
種類別に簡単に説明していきますね。
◆ 水溶性ビタミン(9種類)
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、
ビタミンCナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン
水溶性ビタミンは、摂りすぎても過剰分は排出されるので、こまめな補給が必要な場合がほとんどです。
また、水洗いや加熱などの調理の際に失われることも多く、不足しないように注意しなくてはなりません。
◆ 脂溶性ビタミン(4種類)
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK
脂溶性ビタミンは、油と一緒に調理して摂れば吸収率が高まります。
しかし、ビタミンE以外の脂溶性ビタミン(A、D、K)は体内に蓄積されやすく、普通の食生活ではほとんどありませんが、毎日摂り続けると過剰症が起こることもあるので注意が必要です。
生活環境によって違う!必要なビタミン
毎日が忙しい現代人(サラリーマン・主婦など)は1日に必要なビタミン量を摂れていないことが、ほとんどです。
ビタミンは、体が生きていくために重要だと判断される部位から優先的に利用されます。
そのため、摂取したビタミンがどこに使われているか自分ではわかりにくく、ビタミンが不足していることに気づきにくいことも・・・
一方、不足すると体に症状として現れ、不足してるかな?と気づきやすいものもあります。
それがビタミンB1、B2、C。
ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに換える際に必要な栄養素で、不足すると疲れやすくなります。
また、食生活が乱れると肌荒れなどが気になりませんか?
これは、ビタミンB2やビタミンCが不足しているおそれがあります。
肌とビタミンCの関係はよく知っている人が多いと思いますが、ビタミンB2も皮膚や爪など細胞の再生に大きく関係しており、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ働きがあります。
疲れやすい、肌荒れが気になる。
こんな時はビタミンB1、B2、Cが不足している可能性が高いので、意識して摂るように心がけましょう。
基本的に13種類のビタミンは、ひとつでも不足するとよくないと言われています。
そこで、生活習慣や仕事などで体に与える負担によって違う、摂るべきビタミンについて一部紹介していきます。
肉体労働の仕事や日常的にマラソンや筋トレなど体を動かす環境にいる人は、ビタミンB1、B2、Cを特にしっかり摂る必要があります。
というのも、食品から摂取した糖質はエネルギーに換えるのにビタミンB群を使います。
体をよく動かす人はより多くのエネルギーを消費するので、多くのビタミンB1と、運動することで発生する活性酸素から体を守り、抗酸化作用のあるビタミンCを、しっかり摂るようにする必要があります。
また、ストレスを受けやすい環境にいる人や喫煙者は、ビタミンCが不足しがちな傾向があるので、意識して摂った方がよいでしょう。
そして、妊娠中の人はさまざまな栄養素を普段より多く摂る必要があります。
特に葉酸、ビタミンD、ビタミンB6などを積極的に摂るように意識しましょう。
ただし注意点として、自己判断で摂ると体に影響を及ぼす可能性もあるので、必ずかかりつけ病院の主治医に相談してください。